ルール5. 区間分割と通行順序
国道通行の自由度を増し,時間の無駄を減らすための緩和規定である。
国道の起点から終点までを一度に通行してはじめて国道完走だと言う人もあるかもしれない。しかし,それにこだわると,絶景の名所に夜間に到着して見逃したり,その地ならではの名物料理を営業時間外で諦めたりといったことが避けられず,旅の興を削ぐことになる。また,途中に通行止がある間はその国道の通行を始められない等の不都合も生じる。
このようなことを避けるため,起点から終点までを一括通行することにはこだわらないことにした。また,柔軟に事前計画を立てたり現地で臨機応変に旅程を組み替えたりできるよう,区間分割の考え方を取り入れることにした。
区間分割は読んで字の如く,国道に分割点を設けていくつかの区間に分割することである。区間分割した上で各区間の通行順序の制限をなくし,国道通行の自由度を大幅に上げた。例えば,東京から大阪に至る国道1号は次のような通行順序でも全区間通行済みとなるので完走とする。
- 名古屋 → 大阪
- 東京 → 名古屋
さらに,一部の国道には一方通行区間があることを考慮して通行方向の制限も外す。起点→終点,終点→起点のいずれの方向でもいいし,区間毎に混在してもいいこととする。例えば,国道1号は次のような通行順序と通行方向でも未通行区間がなくなり完走となる。
- 名古屋 → 大阪
- 名古屋 → 東京
なお,どこを分割点とし,いくつの区間に分割するかということにも制約を設けない。国道完走のための区間分割ということを考えると,国道同士の交差点を分割点にするのが便利だろう。
作成日:2016/06/14
更新日:2016/06/14